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あの後、すぐに堂島、旭組が動き、葉月をこんな目に遭わせた女どもは日本から姿を消すことになった。



優雅は毎日、葉月と会える日を待ち、ICUの前の椅子に座っている。



組の仕事はせず、ー日中そこにいる。

組の人達も「仕事を」とは言えず、優雅はいつ目覚めるか分からない、いつ死んでもおかしくない葉月を待ち、もう体力、精神ともにギリギリだった。

そんな若と葉月を見て辛そうに顔を歪める組員。




1年ほど眠っていた俺は、まだ体に筋力が戻らず、リハビリを続ける毎日。


リハビリステーション、ICU前の椅子、家、リハビリステーション…
それを繰り返す毎日。





葉月の状態も一向に回復せず、毎日が命の危機だと、風翔さんが言っていた。


脳外科の水谷先生、心臓外科の鬼頭先生、外科部長の風翔さん、産婦人科の徳孝先生、外科医の五条先生。

みんな時間が空けば、様子を見に来る。