生きてあなたを愛したい

私はパーカーを脱いで、買った水着で海に近づいた。



「あ、葉、……ぶ!!!///」

「「おいおい…/////」」

「似合ってるね、葉月///」
「葉月可愛いーっ、てか胸でけーーーっ!!」








薫が吹き出して、龍真さんと藍音が「マジカヨ/////」と呟いて、若葉が苦笑いで少し照れてて、愛二が…変態発言。




「なによ。そんなに見苦しい?」



(((((鈍感…)))))

「葉月」






名前を呼ばれて振り返ると、詩音が自分のラッシュガードを投げた。

「着ろ。優雅が不機嫌だ」




初めて詩音に話しかけられた。
話しかけても無視されてたし。




優雅を見ると、レジャーシートの上で胡座をかいて5人に冷たい目をしていた。


私は詩音のラッシュガードを着て、みんなの元に行った。











「暑い」

「当たり前だろー夏だもん」
愛二は私の背中をバシバシ叩いて笑う。




「ちょっと下っ端ちゃんのとこ行ってくる」

「まだ海入って10秒じゃん!!!!」




みんなに突っ込まれながら、下っ端用のレジャーシートで寝転んでスマホを見ている下っ端の隣に座った。



「ひ、姫!!!!何でここに…??!」

「いけない?」

「どっ、どうぞ!!!!」



「君は入らないの?」
「恥ずかしい話、俺海に入っちゃうと体が真っ赤になっちゃうんすよ」



「へー…大変だね」

「いいえ。姫は?入らないんですか?」

「いいの。暑いし。君名前は?」

下っ端君はニッと笑った。

「俺は櫻井 日和(ヒヨリ)です」




日和は腹減りましたね…と綺麗に割れた腹筋をさする。
「「「「「黒龍の皆様〜私達と遊びませんかぁ」」」」



遠くの方、幹部たちの方で取り巻き達が黒龍の元に群がっていた。





詩音は明らかにいやそうな顔をしている。