誰が誰と付き合ってる?





ん?



あぁ、確かに優雅とはそういう仲ではある。





「…は?」






柊雅君も同じことを思っているらしく、苛立った様子から、拍子抜けした顔に変わった。




「ぶぅっっっ!!!、く、っあははっっ」



なんで黙ってるの!?というような女達。
何言ってんの?というような私達。

沈黙が流れたかと思うと、すぐ隣から大爆笑の笑い声。



「何言ってんの、お前らっ!ぶっ、くっ、」
「あははははっ」



「「「皐月様っ!!!藍音様!!!」」」
「どうしてここにっ」




「はー…。腹痛てぇ…」




皐月はお腹を抱えて笑っていて、藍音は涙を流しながら笑っている。


何が面白かったのか…。


皐月と私が付き合ってること?
それとも、それを聞いた私たちの反応?



「お前ら…暇なの?」

「「「「えっ」」」」

「俺の可愛い妹いじめてる暇があるならちょっと俺に付き合ってよ。…殺してやるからさ」




一瞬、イケメン2人の登場に凍りついていた空間が、ピンク色に染まったものの、皐月の恐ろしい一言で、元に戻ってしまった。


また青ざめる女達。