生きてあなたを愛したい

「…葉月だけは…手を出すな。…というか、もう手遅れだ」



「…?」



兄貴がいう言葉の意味がわからなくて、考える。

すると、兄貴は葉月を後ろから抱きしめた。


そして葉月のお腹に手を当てて、愛おしそうに葉月を見る。




「もう遅い」



兄貴のあんな顔…初めて見た…。




俺を鋭い目で見た。


「…こ…ども?」





俺は自分でも何を言っているのか、分からなくなった。



兄貴と葉月の間に子供が?






いいのかよ…こんな女…、。




「兄貴はさぁ…女を見る目ねぇよ…」



葉月は、兄貴っ?と驚いたような顔をして兄貴を見た。




「何言ってんだ、それはお前の方だ。葉月はその辺の変な女とは違う」






「何言ってんだよ…」




「こっちのセリフだ。いつもいつも俺から女を奪っていく。…別に知ったことじゃねぇが…、葉月だけは譲らねぇ」




兄貴がそう言うと、葉月が言った。