「何言ってるの。こういうのは迷惑かけた方が優雅も嬉しいはずよ」




ニコッと笑って、すぐにお昼の支度するから食べられそうなら食べましょう、と部屋から出ていった。






「ふぅ…」




そう言えば、最近学校にも行っていないし…皐月や黒龍のみんなにも会っていない…。



会いたいな…。



ーブーッブーッ


ベッドに置いていた私のスマホが鳴る。



画面に表示された名前は「皐月」だった。






「もしもし?」

『おう、元気か?お前、最近どう?』

「どうって…元気に引きこもってるよ」

『双子って不思議だよな。お前がなんかやばい状態って感じるんだよ』

「なにそれ。やばくないよ」

『今どこ?』

「堂島組のマンション」

『今から行く』


ーブチッ


あれ…?