この病室にいるのは、俺とすやすや眠る葉月だけ。 「お腹、すいた…」 急に葉月が言った。 呑気なやつだな…笑 「藍音がオレンジジュースと、お菓子買ってきてくれてる」 「ジュース…」 俺は葉月を起こして、冷蔵庫からジュースを取り出した。 葉月は美味しそうに飲み終えて、また眠った。 マイペース…。