2人は嬉しそうに笑った。



今日で私も皐月も18歳…。








「ほらほら、そろそろ戻らないと…みんな泣いてるぞ」




お父さんが私の後ろを指さした。





そこには優雅と皐月、風翔さん、真琴さん達、それから黒龍の幹部のみんな、真帆、日和、伊織、堂島組の組員さんの宗輝(モトキ)君、竜さん、雅人さん、冬乃さん、圭斗さんが眠る私のベッドの周りに立って、私の名前を呼んでいた。







「待っている人がたくさんいる。葉月、ついさっき急変して…だから今ここにいる。ここで、待っているみんなの元へもどるか、お父さんたちとこっちへ来るか選べるんだ」



「私達はもう少しのんびりここで待っているから…また何十年か経って、もういいかなーって思ったら皐月と顔を見せにおいで。」





2人はまた私を抱きしめた。