「「えっ…」」
「「「「「!?」」」」」







病室の扉を開けたのは、キョトンとしている皐月だった。




「おっす。久しぶり」





改めて見ると…皐月と葉月、すげぇ似てんな。



「久しぶり、じゃねぇだろうが!心配した!」



愛二が皐月のスネを蹴った。




「いったっ!」


涙目になりながら愛二に仕返しをして、葉月に寄り添う俺の隣に来た。






「付き合ってんの?」


「あぁ」

「俺の葉月だし」

「お前が寝てたのが悪い」

「ちぇーっ」





皐月はあの時と変わらない笑みで笑った。

薫は松葉杖を置いて、椅子に座った。






「葉月、起きるよな…」




詩音がそう言った。
真琴さんたちが1番ビックリしている。


女嫌いのこいつが!って。