飛山の件から1週間が経った。





眠っていた下っ端もやっと目を覚まし、目を覚ましたとともに葉月を探していた。





当の葉月は目を覚ましていない。





相当心臓病が悪化しているらしかった。
『もう目覚めないかもしれない。その場合、もって1年だ』…そう、風翔さんは言っていた。






毎日病室にいる幹部。

風翔さん、真琴さん、灯二さん、時雨さん、美空さんはみんな呆れている。





今日はみんないる。





「お前ら、相当葉月に依存してんな」

灯二さんの言葉に、俺達は苦笑いを浮かべた。





俺は葉月の額に手を置いた。


目…、覚ますよな……葉月。












ーガラッ