生きてあなたを愛したい

私は手の包帯を外して、薫の足の止血をした。




「銃…。春希さん、銃を持ってるの!?」



「葉月…ちゃん…あのね…。優雅、まだ飛山とやり合ってる…。でも…なにも聞こえない…」





龍真さんも、薫も、愛二も、詩音も、若葉も…ただ静かに優雅を待っていた。


みんなの視線の先には、重そうな扉があって…。

なんの物音も聞こえない。


みんな、動けなくて見に行こうにも行けない状況だった。





「龍真さん、藍音…来ないでね」


「だめ、危ないよ!」





薫は私の服の袖を掴んだ。




動ける2人はついてきそうだから…。


私は薫の手を服から外した。


私は立ち上がって扉を開けた。






中に入って扉を閉めると、傷だらけの優雅と銃をかまえて、不機嫌顔の春希さんがいた。






「葉月っ…」


「葉月〜、皐月を殺してきたか〜?」









「殺せない。私には殺せない…。春希さん、銃を下ろして。優雅を撃てば私も死ぬよ」