生きてあなたを愛したい

『下條さーん、どうかされました?』




「あー、俺です。起きたんすけど、風翔さん呼んでもらえますか?」



『え!!??皐月さん!?…あっ、はい!』



皐月の腕の中で嗚咽を繰り返す。
無言で私を強く抱きしめる皐月。




「皐月!!!!、…葉月!!!!?」



風翔さんが慌てて入ってきて、皐月が起きている事にびっきりした後、血まみれの病室を見て驚いている。



「ははっ…風翔さん、葉月の手当を…お願いします」

「えっ、あ、あぁ…っ」



皐月は私を離して、風翔さんは私の手を診る。





「ちゃんと説明して。…中山、消毒と包帯、それから縫うから準備して」

「はい!」






あとから慌てて入ってきた看護師さんにそう言った。





「…今、飛山組の所にいるの…。僕の所にこないと大切な人を奪うって…言われて…。…だから…っ」




「風翔さん、もう少し落ち着いてからで」





また泣き出した私を強く優しく抱きしめる皐月。







「乱暴されなかったか?ごめんな、俺のせいだな…」