ふぅ
普通に間に合いました。
急ぐ必要なかったじゃん!


「琴音ーおはよっ!」


「うぉ! ちょっと!?重い…」


「えーひどーい♪ でも、琴音だから許すっ」


そう言って、学校の下駄箱の前で
私に抱きついてくる親友。





……西田 美優 ニシダミユウ
お姉さんみたいで、可愛い!
美優とは高校で知り合ったんだー♪



「今日の琴音さんはやけに元気ですなー」


「だってだって、クラス替えだよ?
元気なのは当たり前じゃん!」



そう言いながら、私達は新しいクラスが書いてある表を見に掲示板の方へ行く。


「あっ!あったー!2組だよー琴音のは…」



美優が探してくれる間に私も自分のを探す



あっ!あった!美優と同じ2組だ!


「美優!あったよ、2組だ…」





高崎 和樹






えっっ??う、嘘…な、なんで?

よりによって、一番同じクラスに

なりたくない人じゃん





「琴音?どうしたの?」


「あ、いや何でもない」


「あっ!王子とも一緒だ!!」


「うん、そうだね…」


「なに〜?つめたいじゃーん」



もう、衝撃過ぎて構うのもめんどい…



「早く教室行こ…」



もう今日はかずくんと合わないようにしよ…







高崎 和樹 タカサキ カズキ



この学校の王子様的存在


手足も長いし、はっきり言って、マンガから出てきた人みたい
だから、女子にものすごくモテる


そして…




私の








幼なじみ…