歪な二人を結ぶ嘘




避けるのに精一杯で刀を抜くタイミングが見つからない。



何とかかわしながら、刀を抜く機会を窺う。



相手が突きの構えを取り、放つ。



その瞬間、懐に入り込み素早く抜刀した。



前に重心が傾いていた男は何とか避けたものの、腹部が浅く傷付いた。



男「やるね。でもこれはどうかな?」



そして再び突きの構えを取る。



僕も身構える。



その時、間に何者が割って入った。