蛍(ここって、そもそも京都なのかな?)



名(そうなんじゃないの?流石にこれで別のところだったら、あの神様無能すぎる)



蛍(神様を馬鹿にしないの!いつか絶対バチ当たるよ)



名(バチならすでに当たってるでしょ。一回死んでるし)



蛍(確かに……)



名無しが上手いことを言ったような気がして、納得してついつい頷いていた。



周りの人からしてみれば、私はただの変人だろう。



なんとなく恥ずかしくなって、慌てて歩き出す。



すると前から歩いて来た人にぶつかった。