私が死ななければこんなことにはならなかった。



そもそも私があの組織に関わらなければ、名無しを巻き込むことも、誰かが死ぬこともなかったかもしれない。



考え込んでいると、名無しのため息が聞こえた。



名「今更何を考えてるのか知らないけど、起きたことをいくら後悔したところで変わらないんだから諦めた方がいいよ」



?『それが実は変えられるんだなぁ』



二人して驚いて声の方を向く。



そこには太った猫がいた。