名「そういえば伝え忘れてたけど、この体もうだめみたい。精神世界の中だからなんとかなるかと思ったけど、さっき完璧に心臓が止まった。このまま魂が導かれるのを待つしかなさそう」
蛍「それ本当なの?私の体大丈夫かな?もし組織の人達にばれたら……」
名「組織の人間があんたの血縁者のふりして死体を受け取りに来て、組織がうまく死体を処理するだろうね。運ばれた病院の医者は組織の人間に会う訳だから殺されるかも」
蛍「そんな!無関係なのに」
名「分かってたことでしょ。別にあの組織は正義の味方じゃない。自分達にとって不利益な人間を殺しているだけ。それがたまたま今まで悪人だったってだけだよ」
もちろん知っていた。
でもただ私に関わってだけで……。

