赤メッシュのヤンキー少女が、フツウに恋をしてしまったら…




「咲ー!
一緒に帰ろーぜ」


その声に安心する。

「翔希!
わたしお腹空いてるからハンバーガー奢って」

みんなごめんね、じゃあお先〜
そう言って翔希の腕を掴んだ。


うーわ、デートかよ!うっざ!
ロールパンあたしらで食べるわ


2人はギャハハと笑いバイバイと手を振った。

「うん、また明日」

わたしは翔希と逃げるように教室を出た。