なんてことない、朝の一言目。

挨拶もすっ飛ばした俺に

プーメリは近づく。





「ついに!ご決断なされたのですね!」

執事のプーメリは目を大きく開けて
キラキラとした眼差しを向けた。





プーメリ。

長年の付き合いだが、兄のようであり、父のようであり、
時に叱り、時に褒め、

そして何より俺のことを優先してくれて
俺の願いを叶えてくれる。

心強い臣下である。



彼無くして世界統一は出来なかったであろうといっても
過言でないほどである。