「よっよかったですわ」


『あっありがどー!もう女神様にしか見えないよー!』


「べっ別に構いませんわ!その代わりわっ私のペットになりなさい!」


えっ

それはちょっとなぁ


『他のことでお願いしてはダメですか?』

「えーそれじゃあ今日放課後デートしてくださったら許してあげるわ!」


放課後かぁ

まぁ別に暇だしなぁ

『いいよー』

「おい」


あっ!すっかり忘れてた


今狼の腕の中にいたんだ

『ごめんなさいねー虫を抱きしめてさぞかしご気分損ねたでしょーに』

そう言いながら離れようとすると

なぜか余計に力を入れられた

『えっと〜』

「俺にお礼はないのか?」


うっ確かにこいつにも手伝ってもらったしなぁ



あっ!そうだ!

『これあげる!』


今日朝早く起きて作った

「クッキー?」

『味は保証する!』