最初で最後の恋だから。ーセンセイー

「今日は何する~??」

「マフラー編もうかなって。
毛糸買ってきたの。」

「クリームイエローかぁ、哲君にあげるの??」

「解らない。」

「あげればいいじゃんっ。」

「古賀君の誕生日っていつだっけ。」

「2月25日だよ。」

(クリスマスは恋人にプレゼントを渡す日だからもし渡すなら誕生日にしよう)

「紗智もマフラーの続きしよっと。」

黙々とマフラーを編んでいるとバターとチョコレートの香りがしてきた。

「茉莉花先輩、何作ってるの~??」

「フィナンシェ・ショコラ。」

「文化祭にいいかな、と思って。
去年は参加しなかったけど、私たちも三年で最後の文化祭だし今年はあなた達一年生もいるから参加しようかなって。』

「文化祭!!」

紗智は目をキラキラさせている。

「楽しそう~。
茉莉花先輩、お手伝いするから絶対参加しよっ。」

「私もお手伝いさせて下さい。」

「伊藤先生に話してみて、了解が得られたら一緒に頑張ろうね。」

茉莉花先輩はふわっと笑った。