クリスマスイブ。
家庭科室で私は一人フォーチュンクッキーを焼いていた。
紗智は「お邪魔虫は退散するねっ。」と言って帰ってしまったから。
一度作ったのでスムーズに作業できている。
(メッセージをいれて完成。)
職員室に持っていこうかと考えているとドアが開いた。
「須藤、一人なのか?」
「紗智は今日は先に帰とってしまって。」
・・・彼氏さんとデートだって。」
「隣の学校なんだからいつでも会えるんじゃないか?」
「毎日逢っていても足りないんだそうです。」
「若いな。」
「先生は・・・そんな風に思ったことはないんですか?」
「昔はあったかもしれない。」
先生をそんな気持ちにさせた人はどんな人だったんだろう。
聞きたいような聞きたくないような相反する気持ちに次の言葉が出なかった。
「綺麗だな。
これは?」
「今日作ったお菓子で、フォーチュンクッキーって言うらしいです。」
「フォーチュンクッキー?」
「おみくじみたいに当たりが入ってて割ってから食べるんです。」
「貰ってもいいか?」
「どうぞ。」
先生がフォーチュンクッキーを手に取る。
「何にも入ってない。」
「ハズレです。」
一つ二つと先生が割って口にする。
最後の一つを手に取った時、ドキドキした。
「当たり。」
先生がメッセージを取り出して紙を開けた。
家庭科室で私は一人フォーチュンクッキーを焼いていた。
紗智は「お邪魔虫は退散するねっ。」と言って帰ってしまったから。
一度作ったのでスムーズに作業できている。
(メッセージをいれて完成。)
職員室に持っていこうかと考えているとドアが開いた。
「須藤、一人なのか?」
「紗智は今日は先に帰とってしまって。」
・・・彼氏さんとデートだって。」
「隣の学校なんだからいつでも会えるんじゃないか?」
「毎日逢っていても足りないんだそうです。」
「若いな。」
「先生は・・・そんな風に思ったことはないんですか?」
「昔はあったかもしれない。」
先生をそんな気持ちにさせた人はどんな人だったんだろう。
聞きたいような聞きたくないような相反する気持ちに次の言葉が出なかった。
「綺麗だな。
これは?」
「今日作ったお菓子で、フォーチュンクッキーって言うらしいです。」
「フォーチュンクッキー?」
「おみくじみたいに当たりが入ってて割ってから食べるんです。」
「貰ってもいいか?」
「どうぞ。」
先生がフォーチュンクッキーを手に取る。
「何にも入ってない。」
「ハズレです。」
一つ二つと先生が割って口にする。
最後の一つを手に取った時、ドキドキした。
「当たり。」
先生がメッセージを取り出して紙を開けた。

