ダダダダダッ。

誰かが走ってる音で起きた。

「美羅っ!!」

すごい焦った顔で私の名前を呼んだ。

「なおや!!!!」

嬉しくて笑みがこぼれた。


「、、、え?」


「ん?」


「美羅、お前大丈夫なのか?」

「なにが?」

「だって、階段から落ちて骨折したって、、」


「骨折なんてしてないけど?(笑)」

「よかった〜〜〜〜〜〜」

ものすごく安心した顔で直哉が言った。

「誰がそんな嘘ついたの?(笑)」

「大我ってやつが俺のとこきて、美羅が階段から落ちて骨折したって言うから焦って来た(笑)」

嘘ついた犯人は大我か、、。
私が直哉に会いたいって思ってるって気付いてくれたんだよねきっと。
大我なりの優しさだね。
ありがとう。


「ふふふ(笑)大丈夫だよ」

「騙されたな俺(笑)じゃあ、帰るわ。」

え、もう帰っちゃうの、、。

このままじゃだめだ。


「なおや!!!!少し話そ?」

「え、、、うん、、いいよ。」


直哉はすこし気まづそうな表情。

この時ふとあの事が頭をよぎった。

“ 直哉、彼女いるのかな、”

だから私のとここなくなっちゃったのかな?


じゃあ、いまから話したい事話さない方がいいよね?

でも、後悔したくないな。

迷ってると直哉が、


「大丈夫か?話すの辛い?ゆっくりでいいからな。」


直哉はいつだってそうだ。

私の心配をしてくれる。

もうこの気持ちを伝えずにはいられなかった。


全部話そう。


私はそう決意した。