実は人じゃないんです

気がつけば太陽は上がっていて病院の中に入れるようになっていた

「あそこで『ヒナタのお見舞いに来ました』って言えばいいよ」
「ヒナタは?」
「私は見えないから」

俺は言われたままナースステーションで「ヒナタのお見舞いに来ました」と言った

看護師さんは目を見開いて
そして嬉しそうに笑った

「…そう、そうなの。
あの子にお見舞いに来てくれる人がいたのね」

その言葉がものすごく悲しく感じた

「×××号室よ。」
「ありがとうございます」

言われた病室にヒナタと向かう
病室の前に来れば心臓が高鳴った

この先にヒナタがいる