ピッピッピッピッピッピッピッピッピp

この機械音にも慣れてしまった
だけどまだ目を開けてはくれない

「起きろよ・・・姉ちゃん」




「おはよう」
「またくるよ」



病室内で姉ちゃんにそれら以外の言葉をかけたのは久しぶりだった





ぴくっ



「え?」


今、手が動いた気がした

いや、間違いなく


動いた






「姉ちゃん!!!!!!!!」