「・・・アオイッ!!」










キキィィィィィィィィィィィィィィィ


「おいっ!大丈夫か!?」

「何でこんなことしたの?!」






(え・・・?)





一瞬何が起きたかわからなかった


「・・・ヒ、ナタ・・・?」



目をつぶったら
死ねると思っていた

だけど、ヒナタが立ち止ってうつむいている
俺の体を突き飛ばし、俺と一緒に道の反対側に倒れた。





(生きて・・・いる・・・?)


「私がいなかったら、あなたは死んでいたの。わかる?!」



ヒナタが、トラックの前にいる俺を



助けなかったら・・・



「・・・なんで・・・」

「え・・・?」













「なんで、助けたりしたんだよ!!??」














「・・・・・・・え・・・・・・・?」