なっちゃん、こっちへおいで。




苦しさで、僕は叫びそうになった。


「絵が…なくなっちゃった」


自分に言い聞かせるようにそういうと、なっちゃんは子どもみたいにわんわん声をあげて泣き出した。


「なっちゃん、」


終業のチャイムが聞こえたと同時に僕は立ち上がった。


「待ってて。僕が行くから。」