涙が枯れ果てた頃 ふと顔を上げると あの向日葵と目があった。 触れられなかった彼女をなぞるように 僕はその絵に向かって そっと、腕を伸ばす。 「なっちゃん」 名前を呼ぶと、 絵の中の向日葵が、 僕に向けて そっと、微笑んだ気がして、 僕はひどく、切なくなった。 ねぇ、なっちゃん… なっちゃん、ぼくは こんなに、 好きだったよ。 好きだったんだよ…。