───ガタッ

僕が立ち上がった瞬間窓際に座っていた三つ編みの女の子が立ち上がった。

「あの…!わ、私が行きますっ!」
女の子に任せていいだろうか。今日のゴミの量はヤベェぞ…。やっぱ、ここは男らしさっつーもんを見せなきゃいけないよな。

「いや、いいよ、僕が行くから。
僕が頼まれたんだし。」

「行くならさっさと行けよ、このクソ童貞が。」
おいおい、ひでぇ言い様だな。僕だって顔はそこそこだと思うんだが…?


「…」
三つ編みの女の子はオロオロしている。なんでそこまでオロオロしてんの?君には関係無いのに。
ニコリ、と少し微笑んで、愛想振りまいて。僕はゴミ袋がある委員長の所まで向かっていく。
「すみません、委員長。待たせてしまいました。」
委員長は怒るかなぁ…と思いきや、
「…もういい、私が持っていくわ」
ん、…ん?
いやいや意味がわからんぞ。あの委員長が!?
やはり女とは分からないな