「おい、ソフィーこれ分からん」


「ん?どれですか?」

(わー、懐かしいな。というか、皇子ぐらいの子達ってもうこんな難しいの習ってるのかぁ)



「最近の子達って進みが早いですよねー、この調子で行くと私が教えられる範囲も・・・」

「べつに、ふつーだろ」




「そうですかねー、でも問題が分かるのは皇子が頑張ってる証なので、すごい事ですよ」

なんとなく皇子の頭を撫でると、皇子の頬がピンク色になっていた。



「ソフィーってなんか・・・たまに恥ずかしい事いうよな」




「え、私何か言いました?」



「うるさい、ソフィー」



「えっ、いきなりドライ?!」


皇子の豊かな表現に戸惑いながらも勉強は順調に進んだ。