「ソフィー様、お茶が入りましたー」

「ありがとう、ルナ。早かったね」


そうしておぼんを抱えたルナに、私も体を起こす。





「えへへ、私お茶を淹れるのは得意なんです。あ、あとお菓子を作るのも得意ですよっ」

照れながらルナがお茶を注ぐと、カップからとてもいい香りがしてきた。


「どうぞ、お召し上がりください」



カップを手に取り、暖かいお茶を一口啜る。


「・・・・・・お、おいしいっ!」
「良かったです、喜んで頂けてっ」





(今日の朝に初めて出会った時とは大違い、もう慣れたのかな・・・)






「ふわわあぁ、お茶飲んだら眠たくなってきちゃった」


「もう夜も遅いですから、お眠りくださいっ」


「そうだね・・・あ、今日は部屋片付けてくれてありがとう。ルナ」





私がベッドに潜り込むのと同時に、布団を掛けてくれるルナに微笑むと、顔を真っ赤にしていた。


「い、いいいえ、とんでもないですっ!ご命令に従っただけですからっ!おやすみなせいませっ」



「ん、おやすみなさい・・・」





(やっぱりそんなに変わってないかも、この方がルナらしいも気もするからいいかな・・・)