「みーーーーな」 「みなー?」 「みなちゃーん」 「愛しの〜み~な〜(歌い始める)」 「美那………」 しつこい。 ただただしつこい。 頭と目は漫画でいっぱいなのに、身体と耳だけは一希に意識が向いてしまう自分を今とてつもなく殴りたい。 そんな考えてるうち、背後から手が伸びてきてムギューなんて効果音がつけられそうなほど強く抱きしめられた。 ……というか締めあげられてる。 「ちょ、やめてくれ。一希さんよ」 「10秒以内に俺に構ってくれたらやめる」 「嘘つけアホ。…ほら、構った」