カラフルクローバー

「ほんとだ!青~」

茶色のセミロングをしたふわふわした女の子と
黒髪ロングのたれ目の女の子が

私たちに

青くんに向かってかけてくる

「今日はだれ連れてるの?」
ほのかに桃の甘い香りを漂わせたふんわりとした女の子が青くんに訊ねる

(・・・今日・・は?)

「前みたいにまたでぇとしてよ?」

(前みたいに・・・?)

「ねえ~青~?」

(・・・・)

青くんの腕にべったりと体を押し付ける
桃の香りをつけるように
まるで自分のものだというように

青くんもわらってる

「・・・ゆ、結城君」

耐え切れなくなって青くんを呼んでしまった

「緑ちゃん?」

「ここまで送ってくれてありがとう」

そしてにこっと微笑んで走った

「ちょっ」

やだやだやだ
こんな気持ちになるなんて
私は壊れてしまったの?

涙なんて流す資格ないでしょう?

今日知り合ったばかりのいい人

青くんとはそれだけの関係




もうきっと話すこともない



















(悲しくなんてない)

だから涙。
    止まって