カラフルクローバー

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「ってことがあって・・・」

そう言うと彼女はニコリと笑った

「青は緑のことが ”特別” なんだよ」

「特別・・・?」

「うん。私たちと話し終わった後、青ってばどうしたと思う?」

(そのあと青くんは・・・)
私が考えるまでに答えは聞けた


「もう家についたかもしれない緑追いかけてどこにあるかもわからない緑の家に行こうと走って行ったんだよ」




(走って・・・?)



勝手に勘違いして逃げてきた私を追って?


「ばかじゃん」

「ばかだよねぇ」




「嬉しいって思っちゃう私もそうとうばかだ」

「すんごいばかだねぇ」



あはははは

笑いあった後
彼女は微笑んだ


「悪いことした私だけど。友達になってくれる?」








「こんな私でいいなら」














もう二度と女友達なんてできないって思ってた

でもさ、それとは逆にほしかったんだ

一緒に笑い合ってくれる ”友達” が



ただ当たり前のように過ごす日々に

私の周りには友達がいなかった



ずっと、ひとりだった



(ありがとう)


私の心を知った人は「友達が増えたぐらいでありがとうなんて」っていうかもしれない

だけど知っていてよ

ひとりぼっちの人だっているってこと






その人を見つけたらあなたはちゃんと話しかけれる?