「青ってね。・・・・・モテるの」
ズーン
まるで漫画のように落ち込んでいることに私は何をしたらいいかわからなくなる。
「んでね、青だけモテるなんてムカつくからさ『青~♡』とかやって青に近づく女の子遠ざけていたんだよね」
「え・・・」
「そしたらさ。青ね『それいいね。俺、気を使わなくってすごい楽』って言われちゃって中学の時からずっとしてたんだよ。青も女の子に寄られすぎて疲れたんだろうね」
それもムカつくけどねと笑って言うその子にどう言っていいかわからなくなって聞くだけにすることにした
「だからさ、昨日も ”いつも通り” したんだよ」
だけど
「緑が走って行っちゃったあとね」
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「緑ちゃん!!」
追いかけようとする青を私たちは引き留めた
「さっきのって ”一之瀬緑” だよね?」
「青、あんなかわいい子にまで好かれてるとか蹴っていい?」
幼馴染のみかんがいらっとしたように青をにらむと青はみかんを睨み返した
「・・・緑ちゃんは違うんだよ」
青はぼそりとつぶやく
「でも、私いつも通りしたよ?」
そういった私から青は目をそらした
「いつもは・・・感謝してるよ。だけど緑ちゃんは他の子たちとは違うんだ」
(あれ、青ってこんな顔したっけ)
「お願いだから、緑ちゃんだけは・・・さっきみたいなことしないで」
(青はこんな顔しなかった。こんなかっこいい顔を)
「緑のことが好きなの?」
え、と
硬直する青の反応がなんだかおもしろかった
「ふふふ。わかったよ。明日の朝いちで謝っとくね」
「ごめん・・・」
「駅前のドーナツで手を打とう」
「あ、それいいね!!」
ズーン
まるで漫画のように落ち込んでいることに私は何をしたらいいかわからなくなる。
「んでね、青だけモテるなんてムカつくからさ『青~♡』とかやって青に近づく女の子遠ざけていたんだよね」
「え・・・」
「そしたらさ。青ね『それいいね。俺、気を使わなくってすごい楽』って言われちゃって中学の時からずっとしてたんだよ。青も女の子に寄られすぎて疲れたんだろうね」
それもムカつくけどねと笑って言うその子にどう言っていいかわからなくなって聞くだけにすることにした
「だからさ、昨日も ”いつも通り” したんだよ」
だけど
「緑が走って行っちゃったあとね」
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「緑ちゃん!!」
追いかけようとする青を私たちは引き留めた
「さっきのって ”一之瀬緑” だよね?」
「青、あんなかわいい子にまで好かれてるとか蹴っていい?」
幼馴染のみかんがいらっとしたように青をにらむと青はみかんを睨み返した
「・・・緑ちゃんは違うんだよ」
青はぼそりとつぶやく
「でも、私いつも通りしたよ?」
そういった私から青は目をそらした
「いつもは・・・感謝してるよ。だけど緑ちゃんは他の子たちとは違うんだ」
(あれ、青ってこんな顔したっけ)
「お願いだから、緑ちゃんだけは・・・さっきみたいなことしないで」
(青はこんな顔しなかった。こんなかっこいい顔を)
「緑のことが好きなの?」
え、と
硬直する青の反応がなんだかおもしろかった
「ふふふ。わかったよ。明日の朝いちで謝っとくね」
「ごめん・・・」
「駅前のドーナツで手を打とう」
「あ、それいいね!!」

