彼女が消えるその瞬間まで

「見てて、翼くん。


いくよー………………………………えいっ!」



彼女が水をすくい、そのまま手を上げた。



姫百合の周りを散る、水飛沫はきらきらと陽の光を反射し、海に落ちた。





「もう1度行くよ?せーーのっ」




彼女がもう1度、同じことをした。





水飛沫が彼女の髪と服を濡らしていく。





だが、姫百合はそんなのおかまいなしに楽しんでいた。