彼女が消えるその瞬間まで

「あーうん。はいこれ」



俺は買ってきたものを、彼女にあげた。



「わーこんなにたくさん!待って、お金払うから」


「いいよ。こういうのは男が払うもんだろ?」



バッグから財布を探している彼女を俺は止めた。

やっぱ、女に払わせるのはかっこ悪いと思う。






「じゃあ、お言葉に甘えて。ありがとう。やっぱり優しいね」


彼女は俺が買ってきたサンドウィッチを食べながら、微笑んでいた。














「………翼くんのくせに…」