彼女が消えるその瞬間まで

『ーーー次は、◯◯駅〜終点。次は………』



無意識の中、聴こえた。俺が目を開けると、姫百合の顔が1番に視界に写った。



「おはよ。終点に着いたけど、ここが目的地?」


「あぁ」



もうそんなに時間が経っていたのか。


寝ていると、時が経つのは異常に早い。




人間は無意識のうちが1番怖いらしい。


意識があるうちは、罪を犯しても、覚えている。


だが、無意識の状態では、自分が何をしているかも認識することは出来ない。



まぁ、今はどうでもいいことなのだが。