彼女が消えるその瞬間まで

姫百合の横顔は、キレイだと思った。

長めの茶色の髪の毛に、母親譲りの透き通った瞳。



そして、何よりも人を惹きつけるオーラ。




花のヒメユリのように、誉れ高く、天真爛漫で誰にでも愛される彼女。







俺と彼女は全然違う。






生きることに夢と希望を強く抱いていた姫百合。


今も生きていたら、将来誰からも一目置かれる有名な女性になっていただろう。




だが、今は時間が動くことがない。



彼女の時は止まっている。