彼女が消えるその瞬間まで

覚えてるって、やはり、俺の疑問にはyesなのか?






「クラスのみんなは、私のことをみんなと同じように扱ってくれる。






でも、あなたは違った。あなたがいつも私に向ける目は、まるで、死人を見ているような……そんな目だった」







彼女はもう1度、俺に近づいてきた。








「如月 翼くん。あなたの質問に答えるね。私は2年前にもう死んでいます。
訳あって、この世界に戻ってきました」







彼女の姿を夕日が照らし出した。俺は、何も言えずにただただ黙っていた。







だって、今彼女が口にしたことは決してありえる話ではない。