彼女が消えるその瞬間まで

「翼く…「分かった!!」





「!」




俯いて叫んだ。


チラッと彼女を見ると、肩をびくっとさせていた。




「……ごめん、帰ろ」




「う、うん」





俺は彼女の前をぶっきらぼうに歩いた。







あーあ、クラスの奴らに変な感じに思われたかもな。






何で俺、こんなふうになったんだっけ……







あ、そうか…







俺が生まれて16年間全く経験したことのない感情に弄ばれる。