彼女が消えるその瞬間まで

“松ちゃんと姫百合はなんかお似合い”……






文化祭の出し物を決める時間の、あのときの会話が頭から離れない。




何かが胸の奥に突っかかる。




なぜだか、彼女の顔見ることが出来ない。


いつも通り笑っている彼女を見ると、今まで感じたことがないぐらい胸が締め付けられる気がする。






「翼くーん?帰ろっ!」




彼女が急かしてくる。帰れないって言えば、楽になる。



でも、口が震えて言葉が出ない。