彼女が消えるその瞬間まで

2人に視線が集まる。




ふと耳に届いた、ある誰かの会話。




「松村くんと姫ちゃんって演技じゃなくてもお似合いだよね」




「うんうん。2人とも誰からも尊敬されるし、松ちゃんかっこいいし、姫百合かわいいしなんか、似てるよね!あの2人」



















ああ、そうか。






やっぱり、みんな思ってたのか。




俺とは違う人間の部類とは思っていたが、なんかな……














ていうか、何でこんなに胸の奥が痛いのだろう。



鉛のように重いものに乗られた、そんな感覚。








姫百合は、残りの時間を俺なんかより松ちゃんといる方が、幸せなのでは………