彼女が消えるその瞬間まで

「松村は置いといて、姫はどう思うんだ?」



「私?んー……そうだなー」



さっきまで松ちゃんとクラスメイトのやり取りを見て笑っていた彼女。

誰かが問いかけて、んーと唸っていた。





「あ、私は劇をやりたいな。ホールを借りてさ!


劇はみんなで決めてね、オリジナルにしてー最後に歌もうたいたな!」




姫百合はいつもの笑顔で言った。









……彼女らしくない提案だな。





変わっている…………いや、個性的な性格の持ち主だ。





もっとぶっ飛んだことを言うのかなーと思っていたが、案外普通な答えだった。