彼女が消えるその瞬間まで

松ちゃんと2人で歩いているとき、妙に空が澄んでいでキレイだった。


さすが天高く馬肥ゆる秋だ。



「なぁ、翼。夏川姫百合のことどう思うんだ?」



松ちゃんが突然訊ねてきた。どう思うか………?




「どう思うって、友達だけど」



俺は松ちゃんの目を見て普通に答えた。彼は俺の言葉に苦笑した。




「友達か……じゃあ、質問を変えよう」



「うん?」



松ちゃんは改まって言った。どうしよう、何を考えているか分からない。