彼女が消えるその瞬間まで

俺と彼女を再び会わせてくれたのはこの空とこの場所だった。





今の俺の心はこれしかない。


『姫百合に会いたい』





彼女とまた話をしたい。何気ないことでいい。



彼女の声が聴きたい。この腐った耳でいいから。



彼女に触れたい。髪の毛一筋でもいい。






ちゃんと、言いたい。ごめんねって。



俺にはあと残り幾千、幾万という時間が残っている。



でも、彼女の時間は限られている。




このまま仲直りせずに、さよならの可能性だってある。




そんなのは絶対嫌だ。死ぬまで後悔する。