彼女が消えるその瞬間まで

姫百合と話さないのは思った以上につまらなかった。



こういう時こそ、時間は早く進めばいいのにと思うのに、人間の感覚って異常だ。




こういう時だからこそ、時間はゆったりとしか動いてくれないように感じる。









俺が一言『ごめんね』と言えば済む話だ。





でも、それで彼女は許してくれるのだろうか。




今まで人との関わりを適当にしてきた俺には謝る勇気もないし、その後のことをネガティブに考えてしまう。







本当に俺はダメだ。こんな自分が嫌で仕方がない。