彼女が消えるその瞬間まで





俺は姫百合と言い合いになり、口を効かなくなって3日目になった。



世間一般的に言うケンカと言うものを俺は生まれて初めてしたのかもしれない。
それも異性と。



ケンカした次の日は何度か目もあったが、俺は性格が歪んでいるし、変に意地を張ってしまうので『ごめんね』の一言も言えなかった。





対する彼女も、あの性格だ。彼女も変に意地を張っているのだろう。





というか、このケンカに関しては一切彼女は悪くない。






自分の気持ちが分からなくて、妙にいらいらしていた俺に全て責任がある。