彼女が消えるその瞬間まで

松ちゃんが指さす方を見ると、 腰まである長い髪を揺らした彼女が男と楽しそうに話していた。



何だあの男。



ルックスは結構よさそうな男だ。髪の毛の色とピアスで少し、チャラそうにも見えた。




「誰アイツ」


「翼知らねぇの?隣のクラスの南沢 翔だよ。なんか、ヤンキー男子〜とかで結構モテるらしーよ」



まぁ、俺ほどじゃねーな!と言っている松ちゃんはスルーしよう。





彼女と南沢が2人で話すようになったのは今になって始まったことではない。



1学期は全く2人でいるところを見なかったのに、2学期に入ってからは最近楽しそうに話しているところをよく見かける。






















なんだろか。理由はよく分からないが、無性に彼にイライラする。