涙型ドロップ。

講堂…汚ッ!

「きたなくね?」

「ほこりだらけじゃんね」

「みんなまだ来てないね」

「んー…そーだね…」

「まっとこ!」

「うん!」

木役は6人。
このオーディションをやるのは7人。
つまり一人、落ちるということだ。
もし、あたしが落ちても、ゆかが落ちても、だれがおちてもだけど、落ちた人はシンデレラに行かなければならない。

そしてシンデレラは王子様と…き…き…きす…‼

まぁそこは演技だから大丈夫!
(それでもなりたくないけど)

あたしがいろいろ考えていると、もうみんなきていたようで。

「…やく!はやく!おい、城ヶ崎!」

「はやくいきなよ、萌夏!」

「ハッ,す、すみません!」

私の番って最初だったのか。木なんて立てばいいんでしょ。

私は前に出て気を付けをした。

そしたら先生が、

「風がそよそよ…」

と言い出した。な、なにいってんの?

まさか、こんな演技しなきゃいけないなんて。

わかんないよ!

とりあえず、揺れてみる。

「木はそんな揺れ方しないだろ!」

怒られちゃった。ごめんなさい、でもわかんないよ。