片思いのキャンパスライフ

いつも行くドーナツ屋。今日はかき氷なんか頼んでくれて、おいしいななんて言いながら、彼女は勉強に付き合ってくれる。

分からないなりに付き合ってくれて、ケータイで動画やツイッターサイトを見たりして時間を潰してくれる。

勉強の話をすると、うんうんと意見を言ってくれて、でも知ったような口だなとか思って、だからちょっと意地悪したくなって、

「分からないくせに勉強の話を聞いてくれてありがとう」と言うと、

ちょっと泣きそうな声で、「私には聞くことしかできないもん。ごめんね」と言った。

ミュウなら、一緒に勉強して、教え合ったりできる。

だけど、僕はそんなことよりも、ただただ僕の事を考えて、僕の事で生活狂わされて、僕のことでいっぱいいっぱいで、僕の事を人生に刻んでいくこの子が好きで、大切で、ちょっとずつ僕の面の皮が剥がれていくようで、怖くて。でもただただこの子が好きなのだった。

そして気付けば僕もまた彼女のことを人生と記憶に刻んでいる。それが不安だった。

でも僕の口から出たのは、

「お互いに人生と思い出にお互いを刻んでいけてそれが嬉しいんだ」

嬉しい。僕は驚いた。

そうか、俺、嬉しいんだ。

今僕はこの子と一緒で、それが一番幸せで、だからキスして、したら何か突っぱねられた。